芳香と共に晩年の宮本武蔵の心に旅をする
剣聖宮本武蔵は、天心十二年三月(1584年)岡山県英田郡大原町宮本に生まれる。
十三歳の時、播州平福で新当流有馬喜兵衛と戦い、打ち勝って以後、諸国を巡り剣の道一筋に鍛練し、
二十九歳、九州舟島において佐々木小次郎と決闘する間、六十余度の勝負に一度も負ける事がなかった。
それ以後は天下を周遊し、五十歳にして兵法を究め、五輪書、兵道鏡を書き上げる。
独行道は武蔵が死の七日前に自戒を込めて書いた二十一箇条の遺訓であり、武蔵の心である。
衆楽館備前焼茶香炉「武蔵の心」の香りと共に、剣聖宮本武蔵のような穏やかで毅然をした心境を味わい下さい。